,不動産投資の本来の目的とは、賃貸契約締結により生まれる収益を手に入れることですが、収益を安定して維持するには物件を常にメンテナンスしておくことが必要だと言えます。と言ってもその建物管理など、手間のかかる業務は不動産会社が代わりに実施してくれます。入居者の募集などをしてくれる不動産会社や管理会社に業務を委託できるので、アパート等の賃貸経営は手間ひまかけずに稼ぐことを可能にしてくれます。「会社員でありながら、賃貸経営でも稼いでいる」なんて方がかなりいらっしゃるのには、そういった理由があるのです。海外不動産投資に関して、一番見逃してならないと考えられるのは、多数の海外不動産投資が「不動産売却による収益に絞った不動産投資なのである」ということじゃないでしょうか。東南アジアなどへの海外不動産投資は、バブルの時期のズブズブの不動産投資を想起させ、ベテランはこの上なく危ないと思われるものですが、それはすこぶる健全な考え方だと思います。一定の賃料が保証されるサブリースは、建物のオーナーと管理会社との間で行われる転貸借の一形態で、常識的なアパート経営と同じものと考えてはいけません。だから、サブリースの弱点なども調べておく必要があります。不動産投資におきましては、物件が良いものかどうかを判定するという場合に利回りに目をやります。ただし利回りには何種類かあって、より現実に近い数字を知りたいときは実質利回り・ネット利回りを使うようにしましょう。マンションのオーナーなど賃貸経営している人というのは、普通入居者を募集する手を打ったり退去の時には敷金の精算、および定期的な点検や必要な修理といった管理業務を、業者に託しているということです。首都圏中心ではありますが、不動産投資セミナーは随分と盛況です。おおむね家賃が主な収入源の不動産投資は手堅く、若人の心性になじむということではないかと考えられます。アパート経営については、株式だったり金融投資などより手堅く、間違った経営をしなければ、身を滅ぼすことがほとんど考えられない投資ジャンルです。こういったことから目下注目度が上がっているのです。海外不動産投資が注目を浴びましたけれども、「近い将来海外において収益物件を手に入れる」という方は、従来よりも綿密に将来を予測することが大きなポイントになります。家賃保証をするサブリース(一括借り上げ)は、アパート等不動産の賃貸経営において行われるもので、何だかんだと関心を集めていますが、典型的な賃貸経営とは随分と異なると思っていいので、初めての人には向きません。一括借り上げをプッシュする不動産業者等は、「安定収入の一括借り上げ」などと広告を打っています。それを言葉通りに受け取るのは避け、契約を交わす前に、徹底的に内容を確かめることが必要だと思われます。アパート経営については、空き室率が高いのが一番のリスクだと言えるでしょう。そのリスクに目をつけて、家賃保証をする管理会社が出現してきましたが、はっきり言って家主側にとってプラスになることはないと断言します。マンション経営の妥当性の指標として、投資額に対する回収額を数値化した利回りを用いることがありますが、東京都市部と地方の物件について利回りの良し悪しによって比較することはかなり無茶と言えます。需要が減少傾向にある地方では、空室状態が続いてしまうおそれがあり、安定したマンション経営は不可能だと言えます。マンション投資において、購入資金が少なくてすむ中古物件への関心が高まっていますが、いつごろの建物かについてはよく見てください。鉄筋とコンクリートで造られている建物であっても、多く見積もっても80年ぐらいが寿命なので、そこまでにいくら儲かるか計算が可能です。